「長岡ニュータウン」は、長岡市西部の丘陵地帯に昭和50年頃から建設が進められた地域振興整備公団(現・都市再生機構)の第一号事業。
技術科学大学の誘致とともに、長岡テクノポリス構想の核でもあった。
発表当初(昭和48年)は、雑木林、松・杉林など、自然の姿をできるだけ保存しながら、インダストリアルパーク(無公害工業地域)、流通センター、学園、住宅、レクリエーション施設などを1,413ヘクタール(約14平方キロメートル)の中に集約、地区の人口は周辺の集落を含めて約5万6千人を予定していた。
15年の歳月をかけて『未来都市』を造るというビッグプロジェクトだったのだが、この「長岡ニュータウン」計画は、バブル崩壊によって縮小を余儀なくされるまで、さらに拡大していくことになる。
妄想の絶頂期には病院、商業施設、テーマパーク、美術館などの誘致、そして駅とニュータウンをつなぐモノレールの建設も検討されていた。
モノレール計画については、長岡ニュータウンセンター付近で「それらしき形跡」を見ることが出来る。
これからの長岡はすごいことになる。
もう日本の首都は長岡市でいいんじゃないか。
そんな言葉が長岡市民の脳裏をよぎったかどうか定かではないが、とにかくスゴそうな雰囲気を漂わせる建設計画だった。
ゴミは「廃棄物管路収集システム」で地下のパイプを真空輸送
最寄りの投入口へごみをポイ!
あとは、地下に埋設されたパイプで収集プラントへ真空輸送。ここでにおいや水分を取除き、コンテナ車で焼却場へ───こんなスピーディで衛生的なごみ処理を可能にするのが廃棄物管路収集システムです。一定時間になると集塵センターの送風機が動き、ごみは風速百キロ近くの空気の流れに乗って集塵センターへ集められます。これらの作業は全自動で行われ、集められたごみは、焼却工場又は埋立地へと運ばれます。
投入口は、百~百五十メートル間隔に一つずつ、全部で百八基設置され、集合住宅には、管路と直結するダストシュートが備え付けられます。
総事業費は、約三十六億円が見込まれています。
未来都市、まさにそれを感じさせるテクノロジー。
このシステムは実際に運用された。
東西を結ぶ全長1,210メートルの橋「ニュータウンブリッジ」
信濃川には、現在、三本の橋がかかっており、大手大橋も昭和五十八年度完成を目指して建設が進んでいます。
しかし、長岡ニュータウンの分譲が開始されるなど、長岡市は、将来にわたって大きな発展が見込まれており、この四本の橋だけでは、とうてい将来の交通量をさばくことはできません。
しかも、長生橋の上流には橋がないため、市の南部の東西交通は、著しく機能性を欠いています。
そこで、長岡市の都市機能を向上させ、市の将来の発展に対処するために、第五の橋ニュータウンブリッジの早期建設は大変重要になっています。
この計画は「長岡東西道路渋海川橋梁(仮称)」となって継続。
現在建設がすすんでいる。
修正後の事業計画
- 位置(新潟県長岡市)
長岡市中心市街地から西へ約10kmに位置し、関越自動車道長岡インターチェンジ及び国道8号に隣接、地区内に県道西山線が縦貫しています。
また、JR長岡駅(上越新幹線、信越本線)から約10kmの距離にあります。 - 開発面積
約440ha(中央地区約300ha、雲出地区約60ha、才津地区約80ha) - 計画人口
約10,000人 - 事業期間
昭和50年度から概ね30箇年 - 概算事業費
約1,120億円 - 土地利用計画
住宅用地 約60ha
産業用地 約80ha
誘致施設用地 約60ha
公共公益施設用地 約240ha
ちなみにこの事業計画はすでに終了している。
平成17年頃、大部分の計画が達成できないまま長岡市民の夢はひっそりと幕を閉じた。

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